甘いものは制限した方が良いのか?…

Q . 森部先生質問です。
私はついついお菓子などの甘いものを食べ過ぎてしまうのですが、
食事制限をした方が筋肉はつきやすいでしょうか?

A . ご質問ありがとうございます。
お菓子の食べ過ぎは良くないですね。
全く食べないと言うのは現実的ではありませんが、
嗜好品についてのある程度の制限は必要でしょう。

なぜなら、
・筋力を強化する
・スポーツで有利な体をつくる
・美しい体のラインをつくる
・健康で生き生きとした毎日を送る
…等々のいずれについても
「筋肉」を今以上に発達させることが不可欠です。

ですが、「筋肉」の材料は「たんぱく質」であり、
お菓子等の「甘い」ものにはたんぱく質は
・ほんとんど含まれていないか
・含まれていてもごく微量
に過ぎないというのが事実です。

ですから、上記の目的を達成しようと筋トレに励んでみても
材料が不足しているのでは実現は叶いません。

「甘いもの」の大部分は炭水化物・糖質であり、
これらは「トレーニング中のエネルギー源」にしかならず、
トレーニングで発達を促す刺激を適切に与えた後には、
「筋肉の材料」となるたんぱく質が十分な量必要となるのです。

ただし、たんぱく質を豊富に含む
・肉
・魚
・卵
等の動物性たんぱく質を「食事として」大量に摂取したとしても、
・消化
・吸収
・保存
・合成
といった代謝のメカニズムが複雑かつデリケートなので、
ただ食べたところで上手く機能しないことも少なくありません。

ここで大事なことは、「どのように食べるか?」という
食べ方の方法です。
これについてはまた別の機会に詳しく述べさせていただきます。